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【完全無料】LINEスタンプの作成手順、おすすめのアプリなど
以前投稿した記事(クリエイターズスタンプが使い放題!LINEスタンププレミアムとは?)でも紹介したように、現在LINEでは490万セットを超えるスタンプが存在しています。膨大なスタンプからお気に入りのスタンプを見つけ出して使うのもいいですが、自作したオンリーワンのスタンプを使ってみるのも楽しいですし、販売したスタンプを購入してくれる人がいれば収益を得ることもできます。
現在はコロナウイルスの感染拡大のために自宅で過ごす時間が多いと思うので、この機会にLINEスタンプの作成にチャレンジしてみてください!
※作成したLINEスタンプを販売するためには、LINEクリエイターズマーケットへの登録が必要です。登録の手順は下記の記事を参考にしてください。
LINEスタンプの作成手順
LINEスタンプは下記の手順で作成します。
- 原稿作成
- 原稿のデータ化
- 文字挿入
- 背景透過
- サイズ変更
- 形式変換
※各工程の手順やそこで使われているアプリは、あくまで私の作成方法をもとに紹介します。LINEスタンプの基準さえ満たしていれば、基本的にどのようにスタンプを作成してもよいので、もっと効率的な手順やアプリがあるかもしれません。
※LINEスタンプには動くスタンプもありますが、以降で紹介するのは静止画スタンプの作成手順になります。
①原稿作成
LINEスタンプを作る初めの作業として、ノートにイラストの下書きをします。直接ipadやPCのソフトでイラストを作成してもよいのですが、初心者の方には難しいと思うので、まずはイラストを手書きしましょう。
40個のスタンプを作成するには、40個〜42個のイラストを作成する必要があります。なぜ数が40個〜42個かというと、メイン画像とタブ画像というものがあるからです。
クリエイターズスタンプの「メイン画像」、「タブ画像」とはなにか?
メイン画像とは、スタンプショップでスタンプを購入する際にストアに並ぶメインの画像として表示されるもののことです(下の画像の赤枠)。
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メイン画像は、CDでいうジャケットのような存在なので、ユーザの目に留まる最初の画像となります。
メイン画像は40個のスタンプから選んでもよいですし、メイン画像用にイラストを作成しても構いません。完全に私の意見ですが、メイン画像にあるイラストを気に入ったユーザーが、そのスタンプを使用できないと悲しいので、私は40個の中から選んだほうがよいのではと思います。
タブ画像とは、トークルームで使用するスタンプを選ぶ際のアイコン画像のことです(下の画像の赤枠)。
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タブ画像は、スタンプの種類を表示するためのタブ代わりの画像となります。
こちらもメイン画像と同じで、40個のスタンプから選んでもよいですし、メイン画像用にイラストを作成しても構いません。
タブ画像は、スタンプを購入したユーザが、他のスタンプと区別化ができるように分かりやすくなっていればいいというのがポイントです。基本的に文字は不要なので、タブ画像用にキャラクターの顔だけを大きくしたものを作成するなど、ひと目でわかるようなイラストを準備したほうがよいです。
ノートに枠を作成し、イラストを書く
ノートに線を引いて枠を作成し、イラストを書いていきます。枠は無くてもいいですが、イラストを整理できますし、後でデータ化するときにも楽だと思います。
スタンプ画像のサイズは、よこ370px、たて320pxです。手順⑤の「サイズ変更」で細かいサイズは合わせるので、ここでは適当な枠を作っておけばよいです。
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いざイラストを40個作成すると、
「40個もパターン浮かばないよ、、、」
と不安になると思います。実際、はじめてみるとパターンを考えるのもは中々大変です。
そんな時はジャンルを定義し、それぞれのジャンルごとに数を決めてフレーズを考えると、アイデアが浮かびやすくなります。
例えば、5つのジャンルを初めに定義して、それぞれに8個ずつテーマを考えるというようにアイデア出しをします。
- 《返事系》OK、NG、了解、なるほど etc…
- 《あいさつ系》おはよう、おつかれ、ありがとう etc…
- 《感情系》嬉しい、悲しい、楽しい、大好き etc…
- 《機能系》今から行く、着いた、お風呂行ってくる etc…
- 《インパクト系》いえーい!、ぎゃあああ、ぐはっっっ etc…
最初に大体のアイデアが浮かんだらイラストを書き始めてもよいと思います。
実際に書き出してみると、初めに決めた以上にもっと面白いアイデアが浮かんでくるからです(上の原稿も、書き始めたあとで最初に決めたテーマを無視して書いています 笑)。
②原稿のデータ化
次に、紙に書いたイラストをパソコンに取り込んでいきます。
原稿をデータ化には「Adbe Draw」を使います。
このアプリ、はじめはどのように使ったらいいかわからず慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、無料にもかかわらず様々な機能が使えるかなり有能なアプリです。
今回私が作成したイラストはめちゃくちゃ簡単なものですが、参考までに「ディスカバリ」をタップすれば、参考までに世界中の方々の素晴らしい作品を見ることができます。
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皆さんレベル高いですよね、尊敬します。
それでは手順を説明していきます。
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③文字挿入
文字の挿入には「Phonto」を使います。
アプリを起動し、画面下にあるカメラマークをタップします。
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「写真アルバム」をタップし、先ほど保存した画像を選択します。
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選択した画像が表示されます。
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文字を挿入したい所で画面をタップすると、「文字を追加」と表示されます。タップすると下の画面が表示されます。「フォント」をタップします。
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好きなフォントを選んでタップします。
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縦書きにしたい場合は、「縦書き」をタップしてください。他にもこのアプリでは文字の大きさを変更したり、色の変更などもできます。文字の入力が終わったら、「完了」をタップします。
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ここから画像を保存していきます。画面右下のアイコンをタップします。
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「画像を保存」をタップすれば保存完了です。
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④背景透過
次にイラストの背景を透過します。初めての方には透過の必要性があまり理解できないと思いますが、背景透過をしないと見た目が悪いだけではなく、LINEスタンプを申請しても販売を拒否される「リジェクト」の大きな原因になります。
下の画像で、①が背景透過をしなかった画像、②が背景透過をした画像です。
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イラストの背景透過には「Eraser」を使用します。
アプリを起動し、左上の写真のアイコンをタップします。先程文字を追加した画像を選択します。
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選択した画像が表示されたら画面下にある「削除」をタップします。
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次に「選択エリア」をタップします。
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次に、背景透過したい場所をタップします。透過したい場所はタップする際に長押し刷ることで、かなり細かいところまで透過することができます。下の画像にあるように、円の中心の直線がクロスしている箇所が透過されます。
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無事に透過ができれば、下の画像のようにキャラクターと文字以外の場所が透明になります。透過が完了したら画面右上の「完了」をタップします。
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すると下記の画面になるので、画面右上の矢印をタップします。
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次に画面右下の「SAVE」をタップします。
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下の画面で、「はい」をタップすれば透過作業は完了です。
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⑤サイズ変更
次に画像のサイズを変更していきます。LINEスタンプではメイン画像、タブ画像、スタンプ画像それぞれでサイズが決まっています。
メイン画像 | 横240px ✕ 縦240px |
---|---|
タブ画像 | 横96px ✕ 縦74px |
スタンプ画像 | 横370px ✕ 縦320px |
サイズ変更には「画像サイズ」を使います。
アプリを起動すると下の画面が表示されます。画面左上の写真のアイコンをタップし、サイズ変更したい画像を選択します。
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次に、①にサイズを入力します。下の画像の例ではメイン画像のサイズを設定しています。サイズを設定したら、②の矢印のアイコンをタップして画像を保存します。
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無事に保存が完了したら、「画像が正常に保存されました」と表示されます。
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⑥形式変換
最後に、画像の形式を変換します。サイズ変更まで作業した段階では、画像形式は「JPEG」になっています。しかし、LINEスタンプに登録できる画像形式は「PNG」形式のみですので、画像形式をこれから説明する作業で変更しなければなりません。
形式変換には「JPEG⇄PNG」を使います。
アプリを起動したら、「写真を読み込む」をタップし、形式変換したい画像を選択します。
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画像が表示されたら、「変換して保存」をタップします。
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「PNG形式で保存」を選択します。
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「保存できました」が表示されたら作業完了です。
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LINEスタンプの作成手順は以上になります。
LINEスタンプをLINEクリエイターズマーケットから申請する
LINEスタンプが完成したら、作ったスタンプをLINEクリエイターズマーケットで登録し、販売開始のために申請する必要があります。
こちらの作業については別記事で紹介します。