アプリも会員登録も、その後の友だちとのやり取りも無料のLINE。ぴよひこのように、「無料なのは嬉しいけれど、どうして無料なんだろう。」 「突然、料金を請求されないか心配、、、」といった疑問が出てくるのも無理はありません。
こうした疑問を解消するため、LINEのビジネスの仕組みを解説します。
基本は無料、+αは有料のビジネスモデル
インターネットやスマホのサービスでは、多くの人に使ってもらうために「基本部分の利用は無料」、「もっと便利に使いたい、自分好みに使いたいならその部分だけは有料で提供」といったビジネスの方法、つまりビジネスモデルが多く存在し、成功を収めています。
LINEもこうした仕組みの1つで、LINEのアプリを無料で提供し、サービスを無料で使えるようにしています。サービスの基本的な機能、スタンプやアイテムのいくつかは無料で使えます。もっとたくさん使いたい時は、有料で購入します。例えば人気のアニメのキャラクターやゲームの追加アイテムは、LINEの「コイン」を購入して手に入れます。
多種多様な有料スタンプを無料で提供
LINEの人気の理由の1つが、手軽に気持ちを伝えることができる「スタンプ」を使えることです。今の状況や気持ちにぴったりな表情豊かなキャラクター、かわいい動物や漫画の登場人物やゆるきゃら、芸能人など多種多様なスタンプが「スタンプショップ」で販売されています。
1セット100円程度のコインで手に入るため、いくつも欲しくなってしまうのがポイントです。話題のキャラクターやお笑い芸人のネタなども次々とスタンプとして登場します。1つ1つのスタンプセットは少額でも、多くの人が使えば大きな収入源になります。実は、このスタンプショップがLINEの大黒柱として運営を支えているのです。
企業のツールとしても活用
LINEには「公式アカウント」と呼ばれるアカウントがあり、自分の友だちと同じように友だちとして登録できます。この公式アカウントは、企業やブランドからの広告やメッセージを伝えるもので、広報や宣伝のツールとして活用されています。
企業は利用者とコミュニケーションするために、公式アカウントの登録にお金を払っています。これもLINEのビジネスの1つです。