LINEは「無料通話」ができ、音声で話すことができます。スマホの通話とどう違うのか、メリットとデメリット、注意すべき点を説明します。
携帯電話会社の回線を使わず、インターネットを使って通信
スマホの電話では、他のスマホや携帯電話、固定電話に電話をかけたり、受けたりすることができます。これは携帯電話の通話回線を使用しています。docomoであればdocomoの回線を、auはauの回線を、softbankはsoftbankの回線を使って相手に電話します。そのため、通話回線使用量を通信量として支払っています。
LINEでは、携帯電話の通話回線を使わずに、データ通信として携帯電話会社の回線やWi-Fiを使ってインターネットに接続して通話します。データ通信としてやり取りできるように、音声を変換して通話します。通話回線を使わないため、通話の通信量がかからず、無料で使えます。
かけられるのはLINEで登録した友だちどうし
携帯電話の通常の通話では、他のスマホでも固定電話でも、相手の電話番号がわかっていればダイヤルをして通話できます。
一方、LINEの無料通話では、相手もLINEのアプリをインストールし、LINEに会員登録し、友だち追加している人でないと通話できません。
LINEの無料通話ではここに注意
LINEの無料通話は、インターネットのデータ回線を使って変換した音声データをやり取りします。そのため通話回線と比べると、音声が途切れるように聞こえたり、音質がクリアでなかったりといったデメリットがあります。そのため、通信の状態が安定した場所で通話する必要があります。
また、通信料金はかかりませんが、データ通信量はかかります。スマホの料金プランによって、通信できるデータ量を制限しているとスピードが落ちたり、制限以上のデータ使用料金が高くついたりすることもあります。特に、顔を見て話せるビデオ通話はデータ量が多くなります。注意しましょう。
下記にデメリットをまとめます。
- 音質が通信回線よりはクリアではない
- 料金プランによっては、データ通信料金が高くなる